産後の産褥期(さんじょくき)とは?
妊娠・出産を終えたママのお身体が、妊娠する前の状態に戻るまで、およそ6~8週間かかると言われています。
この期間のことを「産褥期」となります。
この時期は、十分に休息を取ることが大切になります。
この時期は「無理をしない!」を合言葉で、過ごしましょうね♪
産褥期は産後ケアの出発点
10ヵ月の妊娠期間と、お産という大変な大仕事を終えて、育児生活が始まりますね。
一般的に「床上げ1ヵ月」と言われ、産褥期もほぼその期間とされています。
1ヵ月健診で問題がないかどうかは、順調な回復の目安ですから、区切りの期間とも言えますね。
ただ、1ヵ月したら、全てが元に戻るわけでもなく、10ヵ月かけて変化した身体をもとに戻すには、同じくらいの時間がかかると思っていても過言ではないと思います。
お産は病気ではありませんので、医師から「大丈夫ですよ」の言葉があれば、神経質に心配する必要はありませんが、頑張りすぎるのも良くありません。
焦らず、ゆっくり、少しずつ戻していきましょう!
産後の子宮の状態とは?
出産後は、妊娠中に大きくなった子宮が、どんどん収縮していきます。
そのため、分娩後は下腹部が痛む後陣痛(後原)が起こりますが、少しずつ軽くなっていきます。
入院中は、お医者さんにお腹の上から触診をして確認されます。
4~6週間ほどで、子宮は妊娠前のもとの大きさに戻ると言われています。
赤ちゃんに授乳すると、その刺激で子宮収縮につながり、子宮の戻りが早くなります。
最初の数日間は、授乳のたびに痛みがある場合もあります。
あと、産褥期は、悪露(おろ)があります。
悪露(おろ)とは?
出産時は、狭い産道を赤ちゃんが降りてくるときに、子宮や産道に沢山の傷がつき、出産後には不要になった胎盤や卵膜が排出されます。
これら、出産時の傷からの出血に、剝がれた胎盤や卵膜が混じった生理現象のことを言います。
♥悪露の色は?
悪露の色や量を見れば、ある程度、子宮の回復度合いを知ることができます。
出産直後は、鮮血状で量も多いのですが、日がたつにつれ量が減り、色は、「赤~褐色~黄色~白」と、薄くなっていきます。
大抵、1ヵ月ほどでなくなりますが、回復には個人差があり、産後6~8週間ほど続く人もいます。
帝王切開の方は、経膣分娩の方より、長引くことが多いようです。
♥1ヵ月健診後にも、悪露がでる場合は
- 子宮の回復が遅い
- 子宮収縮が十分でない
などの状況が考えられます。
産後、2~3ヵ月ごろの出血は、生理の再開か、機能性出血の可能性があります。
機能性出血の原因は、ホルモンの乱れで、卵巣機能が回復中の産後に、よくあります。
♥悪露の多いときのケアとは?
悪露が続く場合は、なるべく安静にして、傷跡から出血しているので、感染しないように注意しましょう。
量が多いうちは、トイレのたびに消毒綿などで前から後ろに向かって、ふき、清潔を保ってくださいね。
いかがでしたでしょうか?
産褥期は、「無理をしない!焦らない!ゆっくり過ごしましょう」を合言葉を心掛けてくださいね。
お子様がお二人や、三人いらっしゃると、そうもいってられないとは思いますが、この時期に無理すると、あとあと、お身体の不調が多くなってしまいます。。。
なるべく安静に、お過ごしくださいね(*^-^*)
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